包括的性教育について

性教育は近年、「包括的性教育」を取り入れていこうという世界的な流れの中にあります。

包括的性教育とは、からだのしくみ(月経や射精など)や生殖に関する知識だけでなく、
人間関係、人権、健康、安全、ジェンダーなど、幅広いテーマを含む教育です。

それは単に知識を学ぶだけでなく、「自分を大切にすること」「他者とよりよく関わること」を学ぶ機会でもあります。

豊かで安心できる人生を送るために、欠かせないテーマが含まれています。

国連ユネスコが発行している「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」では、
5〜8歳をレベル1、9〜12歳をレベル2、12〜15歳をレベル3、15〜18歳をレベル4とし、発達段階に応じた学習目標が整理されています。

また、オランダなどでは幼少期から段階的に性教育が行われており、包括的性教育は世界的なスタンダードとなりつつあります。

一方で、日本では学習指導要領におけるいわゆる「はどめ規定」などもあり、現場の先生方が悩みながら対応されている現状があります。

だからこそ、海外のガイダンスをそのまま取り入れるのではなく、日本の現場や子どもたちに合った形で活かしていくことが大切だと考えています。

現場の状況や想いに寄り添いながら、今の日本に合った性教育のあり方を一緒に考えていけたらと思っています。